盗まれ戻った菊花石
どんな伝承か
語り手は、岐阜県で入手した菊花石と孔雀石を机上に並べて眺めるうち、菊花石の線状紋様は中心から外へ放つ火の性を、孔雀石の渦流紋様は外から中心へ凝る水の性を表すと思い当たり、富士の神火と鳴門の渦巻を連想した。そして明治・大正・昭和を通じて各地に伝えられた神示にしばしば見える『富士と鳴門の仕組』に思いを致す。白木家の持山から盗み出された菊花石が、ある人の予言どおり白木家へ戻って来たように、また若森が感得した神示の霊鳥すなわち孔雀石が地上に現れたように、いつの日にか一大神業が現界に実現するのだろうかと結んでいる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本神異見聞伝(笠井鎮夫・昭和40年代(推定))
霊界からの賞罰覿面(日本神異見聞伝)/天狗・竜神の憑依と霊界通信/神霊による人生指導/神隠しと予言/各地の神異・霊異見聞