妙な所に架かっていた橋がオロチ
どんな伝承か
秋山郷の上ノ原に住む善吉が矢櫃まで来ると、およそ橋の架かりそうにない場所に橋が渡してあった。妙だと訝りながらも足をかけて進んだところ、踏んでいたものがにわかに動きだす。驚いて背後を見やれば、それは橋ではなく大きなオロチで、鎌首をもたげ、爛々と目を光らせていた。そのままにょろにょろと身をくねらせ、善吉のほうへ迫ってきたという。山田ひゆの語りとして伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)