蓋を置き忘れたタヌキの大茶釜
どんな伝承か
明和町の南大島に伝わる茶釜の話である。タヌキが佐野の鋳物師屋まで出かけて茶釜を買ってきた。帰り道に狸塚をまわり、高寺で一晩泊まったのだが、そのとき茶釜の蓋を置き忘れてしまった。釜だけを持ち帰ったので、こちらで別の金を使って蓋を作り直したという。置き忘れた蓋のほうは今も狸塚にあると言い伝えられている。この釜は水が一斗二升も入り、寺に客が千人来ても二千人来ても、これひとつで間に合ったそうである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)