かちかち山
どんな伝承か
ウサギとタヌキが住んでいた。ウサギは優しいが、タヌキは意地悪で、ウサギをかわいがっていたおばあさんをいつも騙したりいじめたりしていた。ウサギがタヌキに、そんな弱い者いじめはやめろと言っても、タヌキはやめないどころか、ますますひどくなった。そこである日、山へ焚き木を取りに行った帰りに、ウサギはタヌキの背負った焚き木の後ろへまわって火をつけ、タヌキは大やけどをした。それでもタヌキは懲りずにおばあさんを困らせるので、ウサギは今度は川で舟遊びをしようと連れ出し、自分は木の舟に、タヌキは泥の舟に乗って競走した。泥の舟はだんだん水に溶け出して、とうとうタヌキは水に溺れて死んでしまったという。
原典より
ウサギとタヌキがすんでいたんだって。—— 伊勢崎市史 民俗編――俗信と伝説(伊勢崎市(編)・伊勢崎市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
伊勢崎市史 民俗編――俗信と伝説(伊勢崎市(編)・伊勢崎市史・自治体史(民俗))
群馬県『伊勢崎市史 民俗編』所収の俗信と伝説。