麦作起源と犬供養
どんな伝承か
弘法大師にまつわる伝説の一つに、麦作りの起源を語る話がある。これは群馬県内各地に伝えられているもので、犬の日に麦をまいてはならないという禁忌の由来を説く伝説である。この言い伝えにちなんで、東毛地方や藤岡地方では犬供養の習俗が今も見られ、伝説と信仰とが結びついている例として知られている。弘法伝説には、このほかにも弘法井戸や石芋の由来、九十九谷の伝説など県内各地に広く分布する話があり、一部地域には宝手拭の話や弘法機の伝説のような珍しい話も伝わっているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)