うちのおじいさんの妹だけどね、嫁に行って、たった八日
どんな伝承か
群馬県新田郡藪塚本町の話。祖父の妹が嫁いでわずか八日で病に倒れ、四日目に亡くなった。婿は祝言の晩、きれいな花嫁が傍らで死んでいる夢を見たといい、妹が亡くなったとき「この縁談は他人だったら断っていた」と語った。妹は「頭が痛い」と訴え、畳一枚ほどの血を大量に吐いて息を引き取った。結核だったという、話者・星野たつの証言。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))
松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。