トップ群馬県の伝承中之条町

昭和の初め頃の話

所在地群馬県吾妻郡中之条町世立
年代現代
登場山本武男、山本茂、よしかめ、貞治郎、同行者、同じ火の明かりを見た者(引沼)
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

群馬県吾妻郡六合村の山本武男の話。昭和の初め頃、世立の奥で炭焼をしていた頃、むじなののこぎりびきの音が聞けるというので炭焼小屋に行った。するとそのとおり、グイットン、グイットンと鋸の音がした。よしかめじいさんが声を掛けると音は止まり、そのうちにまた始まったという。その晩、よしかめさんは布団がないから家に帰れと言われ、武男さんは俺は怖くないと言ったので、やむなく帰ることになった。ところが門松の近くまで来ると、山の上から火の玉が出て、針が拾えるほど明るくなった。驚いて前にも後にも行けないほどだったが、しばらくしてその火の玉は山のかげに消えた。この日、引沼の貞治郎さんもこの明かりを見たという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代)

松谷みよ子『現代民話考 11 狸・むじな』を小話単位で全376話収録。狸・むじなにまつわる現代の民話・怪異譚(化かし・化け)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明372話・市区町村判明317話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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話例・1 木を伐る音むじな木を伐る音火の玉

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