小南の社寺と坂を数える七不思議
どんな伝承か
千葉県東庄町小南に伝わる七不思議は、社寺や地物を七つ一組にして数える民俗伝承である。小野神社の神幸祭では、北宿の道百メートル余りを七回往復する「七戻り」の儀式が行われる。ほかにも小野神社をはじめとする七つの神社、蔵福寺など七つの寺、七つの卵塔(墓場)、七つの井戸、七つの坂、七組あったという庚申講の「七庚申」まで、集落にまつわるものごとを七つずつ数え上げる言い伝えが残っている。
原典より
小野神社神幸祭の一儀式で、北宿の道路一○○メートル余りの区域を七回往復する。—— 東庄町史 下巻(東庄町) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
東庄町史 下巻(東庄町)
『東庄町史 下巻』は、下総の香取郡東庄にあたる千葉県東庄町の町史下巻のうち、「民話・伝説」の項である。須賀山の地名伝説、高部と羽計の狐の祝言、城山の大蛇、花香稲荷縁起、黒部川と児塚の由来、干潟十八ヶ村の名付け、姥捨ての定命窪など十五の項を収め、小南の七不思議や東庄七井の一覧も含む。半数あまりの項に伝承地の区名を添え、『かぎろひ』記念特集号や『県民の森の歌』、「上代郷明細記」「東荘志」、旧家文書などの出典を記す。