牛神ともいい
どんな伝承か
旧苫南郡小田中村の野上(現・津山市小田中)に牛塚があり、牛神とも呼ばれる。毎年五月五日、里人たちは一年の牛疫を祓うために、飼っている牛を牽いてこの塚に参詣するという。『西作誌』に見える伝えで、名彙の牛塚の条には「牛に曳かれて善光寺詣り」の起こりを語る甲斐善光寺の塚や、よく働いた一対の牛を農神と崇めた大和二階堂の塚が並ぶが、この条は牛の守り神として現に参詣される塚の例である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。