一夜のうちに建て終わらず朝日が出たので
どんな伝承か
奈良県宇智郡南宇智村の丹原に、しばし寺と呼ばれる寺がある。一夜のうちに堂を建て終えようとしたが、まだ建て終わらないうちに朝日が出てしまった。そこで弘法大師は檜を手に取り、「しばしまて」と言いながらそれを投げたという。この言葉にちなんで、この寺はしばし寺と名づけられたと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。