妻の墓辺で泣き声がするので暴くと竹の根が死骸の右耳から左耳に…
どんな伝承か
昔、里人の藤田五郎が、妻の死後三、四年たったころ、その墓のあたりで婦女の泣き声がするので墓を暴いてみると、竹の根が死骸の右耳から左耳へ貫いていた。これを取り去って改葬したところ、以後ここに詣ると耳の病が一切全治するというので、碑を立てて耳竹塚と称し、参拝する者があるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。