夜刀の神と麻多智の開墾
どんな伝承か
『常陸国風土記』に記された話。継体天皇の頃、箭括氏の麻多智が行方の郡の西の谷にある葦原を切り拓いて水田にしようとしたところ、角の生えた蛇体の夜刀の神が群れをなして現れ、開墾を妨げた。麻多智は武器を執ってこれを打ち払い、山と里の境に杖を立てて「ここより上は神の地、ここより下は人の田」と告げ、以後は一族が神として祀るので祟らないでほしいと願い、社を建てて祀ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
異界巡礼(小松和彦・1990年代~2000年代推定)