享保の与兵衛・萬之助の島抜け
どんな伝承か
八丈島の島抜けは、享保七年に与兵衛と万之助の二人が島人の漁船を盗んで行方知れずになったのを最初とし、その後前後十三回ほど繰り返された。ほかに三宅島で日和待ちをしている隙に逃げ出した例も何度かあり、そうした者は海に溺れたり、見つかって殺されたりしている。八丈を離れた者のうち、国もとへたどり着けなかった者も多かったろうが、その消息はもとより伝わっていない。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。