能呂・グジと神の在す日
どんな伝承か
阿室の御嶽を祭る能呂(祝女)は血筋の者が相続するが、資格は生まれた年月日の性による合性で決まり、火性・金性の者はなれない。著者と対座した親能呂の老女は水性で、泉の水にあたる生まれだったという。補佐役のグジも同様に性によって神から指名され、その親グジの寶本翁は、神は天に七日、娑婆に七日、龍宮に七日、昇りに七日を過ごされるため、一月のうち七日しかない祭の日を自分たちだけは数えることができるのだと語った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。