猿喰の氏子参りと厳島神社の汐汲み
どんな伝承か
北九州市門司区の猿喰では、三月二十日に地区の者が連れ立って甲宗八幡神社と和布刈神社へ詣でる氏子参りがあった。厳島神社の祭礼は、新地と地蔵面の二社ともに六月十七日で、この日は大提燈を掲げ、笛や太鼓、チャンチキで道囃子を奏でながら煉瓦の浜まで練り歩き、そこで汐汲みをした。のちに新地の社へ集まって神楽を奉じ、持参の酒肴と弁当で祝宴を開く。地蔵面の社には本百姓が、新地の社には使用人が参ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。