江戸から続く天籟寺の屋敷神と神棚
どんな伝承か
北九州市戸畑区の天籟寺で屋敷神を祀るのは、おおむね江戸時代から続く家で、その数はいま一〇戸に満たない。地主様や屋敷神と呼ぶ家が多いが、林清宅では文殊菩薩、安田フルノ宅では虚空蔵菩薩と伝えている。奉仕の形は林勇之助宅の地主様が典型で、正月に輪飾りと雑煮を上げ、荒神様の折には祓いを受ける。かつては毎月一日と十五日に供物を上げる家もあった。神棚は入口右手奥の鴨居に、棚の左が子になるよう十二支に合わせて設ける。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。