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長竿村(将門の冠を竿で拾う)

所在地茨城県稲敷郡河内町長竿
年代天慶年中(940前後・伝承)
登場平将門、土人
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

茨城県の将門ゆかりの故蹟を列記した中の一項である。稲敷郡河内村大字長竿は、天慶年中、平親王将門が鬼怒川を渡ろうとして川中で冠を落としたのを、土地の人が長い竿で拾い上げ、これを祀ったことによると『稲敷郡郷土史』は伝えている。同じ稲敷郡内では、茎崎村大字若葉の鹿島神社が天慶八年に将門が祈願して社領を寄進したと伝え、樋之沢の月読神社は同じ天慶八年の勧請で、神体は平親王将門の守護神と伝えている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・(平将門伝説の研究書))

梶原正昭・矢代和夫『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』を、論考の節単位で全67事例として収録した研究書(地域伝説集ではない)。平安中期の平将門(承平天慶の乱)をめぐる伝説を、英雄の死と伝説の誕生(冥界・調伏・怨霊・首の怪異・七人の影武者・妙見信仰・石化)、落人たちの運命(将軍太郎良門・如蔵尼の堕地獄と救済・滝夜叉姫・桔梗塚の寵妃・後裔と将門遺跡)、将門伝説の展開(馬の文化・関東一円の分布圏・文芸化・首塚の祟りと再評価)として論じる。

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