トップ愛知県の伝承新城市

河童の話

所在地愛知県新城市川合(亀渕)
年代伝承
登場小石久右衛門
出典愛知県伝説集

どんな伝承か

北設楽郡に伝わる河童の話が二つ。三輪村、いまの東栄町の大字川合に小石久右衛門という力持ちがいた。ある夜、大字長岡と川合の境の亀渕の近くを通ると、かむろ髷の小さな女の子が前になり後になりして歩き、久右衛門、火を貸せと言ってにやりと笑った。川小僧が出ると聞いていた久右衛門が大煙管で頭を打ちすえると、女の子は消え、久右衛門も体中がしびれて気を失って倒れた。亀渕は底知れずといわれる深い渕だという。もう一つは本郷町大字本郷の話で、柳瀬の渕で体を洗われた馬のおおかげが、尻尾にカアランバをぶら下げて帰った。柱に縛っておいたが、家の女が水を浴びせたとたん力を取り戻し、縄を振り切って渕へ逃げたという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

愛知県伝説集(福田祥男・昭和三十六年(1961)刊)

尾張・三河(愛知県)に伝わる伝説を山/海/水/給水・雨乞/地蔵・観音/石・岩/城跡・屋敷跡/塚・墓/地名/動物・変化/植物/祟り・怨霊/山人・巨人/社寺/その他の15章に分類して集成する。尾張富士の背くらべ、女人禁制の山、河童・狐狸の変化、雨乞いの淵、戦死者の塚や落人伝説、社寺の縁起や地名の由来など、愛知の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地名つきで網羅する。

種別から探す

河童頭の皿

新城市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『愛知県伝説集』の伝承