野嵩の山は竜
どんな伝承か
野嵩の村の周囲には大きな山があり、竜の形になっていた。この竜の間に野嵩が挟まれていたから、この村からは成功する人が出ていないという。頭のよい人や有名な人、よいジュリも出ていないといわれた。それで昔の人は、この山のせいだからこの山を三つに切ろうと言って切ったのが今の道で、竜の頭からも首からも背中からも尾からも切られている。今はよい人も出ている。そのおかげかどうかは知らないが、戦争中は野嵩部落の民家のほとんどが焼けずに残り、あとから収容所になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。