つき入れ団子
どんな伝承か
『宮崎宮略緣起』によれば、神武天皇が御征伐に発たれたときの御乗船の港は児湯郡美々津であった。今も同所では毎年八月朔日を天皇御船出の日として、家々で餅を作って御船出のあった時を祝い、東雲のうちから起き出して「起きよ起きよ」と呼び歩くのを吉例としている。太古、天皇の御船出が東雲であったため餅の出来なかった家々があり、その後は八月朔日に餅を搗かぬことになって、今もその末裔だといって餅を搗かない家があるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。