羽衣
どんな伝承か
羽衣伝説の類話。熊本県阿蘇郡一の宮町の田鶴原の泉で、三人の天女が水浴びをしているのをニイヒコノミコトが見つけ、一人の羽衣を隠して天に帰れなくした。その天女を妻にして十二人の子をもうけたが、ある日ミコトが「汝が母の羽衣は千把こずみの下にあり」と子守歌を歌ってしまい、これを聞いた天女は羽衣を探し出して天へ帰ろうとする。引き留めようとするミコトに、天女は「恋しくば訪ねてござれ宮山に」と言い残して天に昇ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。