女護ヶ島に通う年一度の南風
どんな伝承か
東京都八丈島に伝わる話。秦の始皇帝が徐福に命じて東海に仙丹を求めさせたところ、徐福は紀州の熊野に着き、供の女たちを八丈島へ、男たちを青ヶ島へ送った。男女がともに住むのは海神の怒りに触れるというので二つの島に分かれて暮らしたが、年に一度、南風の吹く日だけは男たちが八丈島へ渡ってきて夫婦の契りを結んだ。そして男の子が生まれれば青ヶ島へ送り、女の子が生まれればこの島に残したのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。