血を流して声を上げた大河内の石
どんな伝承か
ある石工が石を切り出していると、突然その石から血が流れ出した。同時に、自分はこのまま切られて死ぬが、しもらのかみてのこうないにある伯母の石だけは切らないでくれ、と訴える声が聞こえてきたという。石工はそれきり床について、やがて死んでしまった。『老ヶ石』の類話として神崎郡大河内町から採られた条である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。