穴太の始まり
どんな伝承か
かつてこの附近一帯に大洪水があった折、現在の曽我部村字穴太の地へ穂の出た稲が一本流れ着き、桑の樹の幹にできていた洞穴の中に根を下ろした。やがてその稲から非常に質のよい米が取れたので、その後この地方一帯の農家はその種を取って自家の稲の種とした。それで桑田郡という地名が起こったのだという。また洞穴に稲が生えていたというので、穴太という字の名もつけられたと伝える。
原典より
かつてこの附近一帯に大洪水があった折に、現在の曽我部村字穴太の地へ穂の出た稲が一本流れ着いて、それが桑の樹の幹に出来ていた洞穴の中に根を下した。—— 日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。