国霊社の鼻天狗
どんな伝承か
米野の国霊社の境内には、二抱えもある大きな松があった。その松の上で、夜半の二時ごろ、赤い明かりが見えることがあった。これは鼻天狗が火を焚いているのだといわれ、この光を長い間見るとバチが当たるといって、人びとはちょっと見ただけで家の中へ走り込んでいたという。米野では、天狗が松の木の上で火を点すという話が伝えられ、赤い光りものは天狗が木の上で火を焚くためだともいわれた。
原典より
国霊社の境内には、二抱えもある大きな松があった。—— 西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗))
『西春町史 民俗編2』第四節ほか所収の霊と神・祈禱・怪異・地名伝説。愛知県西春町(現北名古屋市)に伝わる信仰と怪異を採録する。