ヤシキセンゾ・ヤシキボトケの憑き
どんな伝承か
西春町では、財を失い子宝にも恵まれず絶家となった屋敷の跡地をモトヤシキ・アキヤシキと呼び、そこに祀られていたはずの先祖の霊をヤシキセンゾ、ヤシキボトケと呼んだ。平時は気にされないが、家に不幸が続いて行者や法印に見てもらうと、ヤシキ先祖の祀りが足りないためだといわれ、後から入った家の者にとり憑くこともあるとされていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗))
『西春町史 民俗編2』第四節ほか所収の霊と神・祈禱・怪異・地名伝説。愛知県西春町(現北名古屋市)に伝わる信仰と怪異を採録する。