山之腰の無縁仏の火柱
どんな伝承か
ヒノタマ(火の玉)はヒトダマ(人魂)と違い、神霊の去来と関係があるらしい。赤い火柱が上ったあと、その家から出火したこともあり、火柱は火事の前ぶれであるようだともいう。しかし火柱は必ずしも神の去来ばかりでなく、無縁仏あるいは祖霊のこともある。山之腰では、墓を整地するとき無縁仏の供養をおこたったため、大きな火柱が上ったのをみた人がいたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗))
『西春町史 民俗編2』第四節ほか所収の霊と神・祈禱・怪異・地名伝説。愛知県西春町(現北名古屋市)に伝わる信仰と怪異を採録する。