愛行院法印の家祈禱と星祭り
どんな伝承か
春祈禱には家々で行うヤギトウ(家祈禱)があり、九之坪、岡、西之保、青野は師勝町鹿田の愛行院の法印が廻っていた。法印がやってくると、家人は床の間に洗米と塩水を供える。法印は不動明王の掛軸を掛け、家祈禱札を供えて御幣で祓い、般若心経や不動経を読誦した。愛行院の法印は家祈禱の折にホシマツリ(星祭り)も行い、暦本で家族のその年の星廻りをみて除災の祈禱をした。廻っていたのは昭和四十年ごろまでである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗))
『西春町史 民俗編2』第四節ほか所収の霊と神・祈禱・怪異・地名伝説。愛知県西春町(現北名古屋市)に伝わる信仰と怪異を採録する。