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ヤシキ先祖(屋敷仏)の祟り

所在地愛知県北名古屋市九之坪(平田寺)
年代不明
登場行者
出典西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異

どんな伝承か

西春町では、先に住んでいた家の屋敷地をモトヤシキやアキヤシキと呼び、その家の先祖をヤシキ先祖・ヤシキボトケという。ふだんは気にされないが、不幸が続いて行者や法印に見てもらうと、ヤシキ先祖の祀りが足りないと告げられることがある。九之坪新屋敷のある家は屋敷の東半分が絶えた家のモトヤシキで、その家の位牌は大正のころ東京の親戚へ移っていた。病人が出て商売も傾いたため、鹿田の愛行院の法印や六ッ師の行者に見てもらうとヤシキ先祖を祀れと言われ、平田寺で供養を頼んだという。北野では、先住者が出て行っても本籍を移さない限り霊が屋敷に残り、祓わないと障りが出るとされる。

原典より

平時はあまり問題にされないが、家に不幸が続いて、行者や法印にみてもらうと、ヤシキ先祖の祀りが足らないとか、ヤシキ先祖があるのに祀らないからだ、といわれることがある。—— 西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)

『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町の町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節をムラごとの十八項に分けて並べ、最後の項の五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。

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祟り行者法印障り

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