夜叉の祟りを避けた観音堂
どんな伝承か
城陽市役所近くの市道一号線交差点付近にあった伝承として、一九三九年発行の『城陽町史』に載る話。このあたりに寺田庄司という代官がいて、娘は再婚を繰り返すも不縁続きで、ついに尼となり観音菩薩に仕えた。人々はこの娘を鬼神になぞらえて「夜叉」と呼んだ。娘の死後、観音堂の近くを花嫁行列が通ると、夜叉の祟りで嫁ぎ先から出戻ると恐れられ、街道を避けて通ったという。堂はのちに道路整備で撤去され、夜叉の石塔は寺田共同墓地に移された。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集