柿の木に雷が落ちた「かみなり」の家
どんな伝承か
百年以上も前のこととして語られている話である。Aさんの家の大きな柿の木に雷が落ち、その折に雷獣がその柿の木を引き裂いたので、木は間もなく枯れてしまった。それ以来、Aさんの家は「かみなり」と呼ばれてきたという。雷様とは雷獣が電気の力で暴れるものであり、雷獣は雷を恐れない者のところへそれをとがめに来るのだ、だから雷が鳴ったら蚊帳を吊ってその中で小さくなっていなければいけない、と言ったものだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史・自治体史(民俗))
『草加市史 民俗編』所収の伝説。埼玉県草加市に伝わる地名・塚・神社・地蔵・狐狸の伝説を採録する。