狐にすしを取られる
どんな伝承か
総社市に伝わる昔話。あるお爺さんが里の村へ法事に行き、鮨をもらって帰る途中、背に負うた鮨入りの風呂敷を何かに引っ張られた。「離せ、離せ」と言っても離さないので、持っていた刀でブサッと切って帰った。翌日その場所へ行ってみると、鮨の入った風呂敷包みが木の枝に掛かっていた。狐に鮨を取られたと思っていたが、狐ではなかったという。狐が人を化かして食べ物を奪うという、この地方に多く語られた話の一つである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
総社市史 民俗編(現代(市史民俗編))
岡山県総社市の口頭伝承。狐に御馳走やすしを取られる化かし譚、鬼ノ城の温羅と吉備津彦命の戦い(吉備津宮の鳴釜神事の起源)、鬼の足跡、姥棄山伝説などを収める市史民俗編。