富山福岡町沢川の百ヶ日忌明け
どんな伝承か
富山県西砺波郡福岡町沢川、現在の高岡市福岡町沢川では、死者が父親の場合だけ百ヶ日に忌明けをするという。その忌の間は魚を口にせず、旅にも出ないと、なかなか厳重な制約を守っている。葬式のあとの供養は七日ごとに重ねて四十九日とし、次に一周忌へ飛ぶのが一般で、四十九日をもって忌が晴れるとする土地が多いが、地方によっては四十九日より後の百ヶ日を重要な供養日とする。沢川の例は、その百ヶ日を忌明けとする土地の一つとして挙げられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・昭和(民俗学))
民俗学者・最上孝敬『霊魂の行方』。日本各地の葬送習俗を実地調査し、死者の霊魂がどこへ行きどう処理されるかを論じた葬送民俗研究の集成。