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若松のウラマツリ

所在地長崎県南松浦郡新上五島町若松郷
年代正月十日
登場神官
出典日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗

どんな伝承か

肥前五島の若松では、正月十日の行事をウラマツリと呼ぶ。以前は南無阿弥陀仏と書いた石を、浦づたいに海中へ投げてまわったが、今では神官が舟に乗り、太鼓をたたきながら浦をまわるという。浦は古くから信仰の対象とされ、『日本書紀』にも浦の口に男女二神がいて船を進ませなかったという記事が見える。浜を祭場とするこうした行事は、漠然と海洋を対象とする行事とは一応区別して見る必要があるとされる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・平山敏治郎・堀一郎ほか・日本民俗学大系・昭和(民俗学))

『日本民俗学大系 第8巻 信仰と民俗』。原田敏明・池上廣正・平山敏治郎・堀一郎らによる十論考からなる日本民間信仰の総合的研究。原田敏明「総説」は信仰と民俗、宗教の起原(スペンサーらの学説・アニミズム)、村の信仰と都会の宗教、シャマニズムを論じる。池上廣正「霊と神の種類とあらわれ方」は神の種類(名社大社の祭る神・雑神)、神のあらわれ方、霊の種類(人霊・自然霊)・霊威、農と神・田植えの儀礼を扱う。

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