一夜建立で落ちた柱が化した枯木地蔵
どんな伝承か
豊中町本山の本山寺の本堂は、弘法大師が一夜のうちに建てたと伝わる。大師は材木を阿波から運んできたが、その道中で乾の隅にあてる柱を落としてしまった。落ちた柱は枯木の地蔵尊となり、本山寺の東に祀られている。用材を運んだのは深山に住む天狗だったともいい、天狗が斧や鎌を研いだ川は砥川と呼ばれ、その砥石もまた砥石観音として祀られていると語られている。
原典より
本山寺の本堂は引法大師の一夜建立、大師はその用材を阿波から運ばれた。—— 新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗))
香川県(讃岐)の昔話と伝説を網羅する。第一章昔話は、炭焼長者・天道さん金の鎖・狐女房・大歳の火・産神問答(虻にのみ/滝の宮のヨサの宮さん)・親棄山・童子丸・弘法機・継子話・お大師さんとぼた餅・物言う亀・米倉法師・猫又・こぶ取り爺・屁こき爺・蛇聟入・かにの報恩・浦島太郎・竜宮童子・肉付面・子育て幽霊・鷲の育て子・亀の聟入など五十九話を語り手付きで収める。