蜘蛛が渕
どんな伝承か
仲多度郡美合(現まんのう町)の蜘蛛が渕に伝わる話。ある老人がケヤキの切り株で昼寝をしていると、大きな蜘蛛が現れて糸をかけては渕へ下りることを繰り返した。老人が糸を自分の足からはずして切り株にかけ直しておいたところ、蜘蛛はついにそのケヤキの根そのものを渕へ引きずり込んでしまったという、渕にまつわる不思議な話である。
原典より
おじいさんがケヤキの木の切株で昼寝をしていると、クモがきて糸をかけては下へゆきまたあがってくる。—— 新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗))
香川県(讃岐)の昔話と伝説を網羅する。第一章昔話は、炭焼長者・天道さん金の鎖・狐女房・大歳の火・産神問答(虻にのみ/滝の宮のヨサの宮さん)・親棄山・童子丸・弘法機・継子話・お大師さんとぼた餅・物言う亀・米倉法師・猫又・こぶ取り爺・屁こき爺・蛇聟入・かにの報恩・浦島太郎・竜宮童子・肉付面・子育て幽霊・鷲の育て子・亀の聟入など五十九話を語り手付きで収める。