矢延兵六を祀る新池とひょうげ祭
どんな伝承か
池を見下ろす高塚山に新池神社が建ち、池を築いた矢延兵六を祀る。兵六は水の便の悪いこの地へ香東川の水を引き、新池を造った。ところが高松城を水攻めにするつもりだと藩主へ讒言する者があり、兵六は阿波へ追放されてしまう。農民たちはその恩を忘れず、八月三日に新池神社の祭りを営んできた。行列がおどけた風体なので、ひょうげ祭と呼ばれる。
原典より
池を見下す高塚山に新池神社があり、池築造の矢延兵六を祀ってある。—— 新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗))
香川県(讃岐)の昔話と伝説を網羅する。第一章昔話は、炭焼長者・天道さん金の鎖・狐女房・大歳の火・産神問答(虻にのみ/滝の宮のヨサの宮さん)・親棄山・童子丸・弘法機・継子話・お大師さんとぼた餅・物言う亀・米倉法師・猫又・こぶ取り爺・屁こき爺・蛇聟入・かにの報恩・浦島太郎・竜宮童子・肉付面・子育て幽霊・鷲の育て子・亀の聟入など五十九話を語り手付きで収める。