トップ滋賀県の伝承愛荘町

北蚊村うめと亡母の声

所在地滋賀県愛知郡愛荘町
年代不明
登場宇野うめ、隣人宇部茂兵衛
出典井上円了 妖怪学講義

どんな伝承か

近江国愛知郡北蚊村に、宇野うめという女性がいた。母の春野はすでに亡く、うめは一人暮らしであった。ある夜、隣人の宇部茂兵衛がうめの家の門前を通りかかると、家の中で死んだはずの母春野とうめが娘の将来を案じて話し込む声が聞こえた。不思議に思い戸の隙間から覗くと、うめは一人だけで床に臥しており、それでも母娘の会話はなお続いていたという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

井上円了 妖怪学講義(井上円了(平野威馬雄 編著)・井上円了・妖怪学・明治(原著)・現代(編))

哲学者・井上円了(妖怪博士)の畢生の大著『妖怪学講義』を、平野威馬雄が編んだ普及版。円了は真の宗教信仰の障害となる迷信を打破するため、あらゆる妖しきものの正体究明に一身を捧げ、妖怪を物怪・心怪・理怪に大別し、物怪心怪を仮怪(説明可能な迷信)、理怪のみを真怪とした。本書は理学・心理学・宗教学・雑の各部門から具体例を抄録する。序ではコックリ(狐狗狸)を西洋のテーブルターニング由来の無意識筋肉運動と解明。

種別から探す

無形の幽霊近江怪異

愛荘町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『井上円了 妖怪学講義』の伝承