チイチイ小袴
どんな伝承か
昔、佐渡のある山家に一人暮らしの老婆がいた。夜更けに糸紡ぎをしていると、どこからか四角張った体つきの小男がやって来た。きちんと袴をはき、婆さん一人で寂しかろうと、「チイチイ袴に木脇差しを差して」と歌いながら踊ってどこかへ消えた。翌朝調べると縁の下に古い鉄漿つけ楊子があり、焼き捨てるとその夜から怪異はやんだという。
原典より
昔、佐渡のある山家に一人暮しの老婆がいた。—— 暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学))
民俗学者・岩井宏実による妖怪事典『暮しの中の妖怪たち』。日本各地の妖怪を暮しの空間(山・海・道・家・屋敷)ごとに、約六十項目にわたり具体例とともに解説する。