ノビアガリ・ノリコシ
どんな伝承か
見れば見るほど背が高くなっていく妖怪がいる。愛媛では伸び上り、佐渡では見上げ入道、愛知では見越し入道と呼ばれる。出会うと初めは三尺ほどの小坊主だが、見つめるうちに大きく伸び上がる。佐渡では小坊主が行く手に立ちふさがり、見上げるほど背が高くなって、しまいにこちらが後ろへ倒れてしまう。気づいたときは「見上げ入道見越したぞ」と唱えてうつ伏せになると姿を消すという。
原典より
見れば見るほど背が高くなっていく妖怪がある。—— 暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学))
民俗学者・岩井宏実による妖怪事典『暮しの中の妖怪たち』。日本各地の妖怪を暮しの空間(山・海・道・家・屋敷)ごとに、約六十項目にわたり具体例とともに解説する。