トップ東京都の伝承文京区

蝦蟇に囲まれ毒気で死んだ猫

所在地東京都文京区(服部坂)
年代寛政10年7月頃
登場屋敷の者
出典動物界霊異誌

どんな伝承か

寛政十年の七月頃、江戸の服部坂あたりの屋敷でのこと。庭に蟾蜍が現れたのを、飼い猫が見つけて責め立てた。すると仲間の蟾蜍たちも出てきて猫を取り囲み、いっせいに毒気を吹きかけて猫を殺してしまったという。『半日閑話』に見える一条で、著者は蝦蟇にまつわる古人の記述を各地から集めており、巨蛇と二日にわたって闘った蝦蟇や、鼬をにらみ据えて弱らせた蝦蟇の話などと並べて、これを載せている。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

動物界霊異誌(岡田建文・岡田建文・心霊研究・昭和初期(1927))

心霊研究家・岡田建文が昭和二年(一九二七)に著した『動物界霊異誌』。現代物理は宇宙の大物理の末梢に過ぎぬとの立場から、動物の霊異を迷信的虚妄として退けず証明すべき事例として収集する。蝦蟇(ヒキガエル)の章では、蛇を埋めてクリ茸を生やし食う怪(島根波根東村)、背に五寸釘を刺され口から怪光を吐く大蝦蟇(会津若松龍田屋、同時に幼児が高熱)、猫を灰色の液汁に溶かす怪(石見久利村)、慶応二年に浄土寺へ夜ごと現れた武士の正体が蝦蟇だった話を収める。

種別から探す

蝦蟇毒気江戸古記録

文京区の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『動物界霊異誌』の伝承