蝶になって背後に来る仏
どんな伝承か
仏が憑いている間は、ワカドノの背後を通ってはならないとされた。その後ろには蝶の姿になった仏が来ているからだという。仏が水を欲しがれば、ワラミゴを束ねたもので弓に水をかけてやる。仏が離れるとワカドノは疲れたと言って生卵などを飲んだ。口寄せの終わりにはホトケ返しといって弓を叩きながら拝み、すべて無事に済むと精進物で祝いごとをした。ワカドノへの礼は一口いくらと決まっていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史・自治体史(民俗))
『天栄村史 第4巻(民俗編)』第六節ほか所収の憑依と怪異・呪術・神社伝承。福島県天栄村に伝わる信仰と怪異を採録する。