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範頼の杖が根づいた東光寺の蒲桜

所在地埼玉県北本市石戸宿三丁目(蒲桜)
年代伝承
登場源範頼、安達盛長、範頼がめざした館の主
出典北本市史 第6巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

石戸宿の東光寺の境内に立つ蒲桜は、樹齢七百年ほどとみられる巨木で、大正十一年に国の指定を受けた日本五大桜の一つに数えられる。言い伝えでは、平治の乱ののち身の危うさを感じた源範頼が、杖を頼りに遠江の蒲を発って武蔵へ落ちのび、安達盛長の館をめざしてこの地に至った。そのとき携えていた杖が根を張って育ったのがこの桜だという。範頼は人目を避け、川越から川島の大塚へ出て諏訪神社を経由し、石戸宿の渡し場から東光寺へ抜けたとも語られる。土地では杖が根づいた話が今も伝わるほか、範頼が東国へ下る途中で馬を止め、この桜に兜を掛けて根元で休んだという話も残っている。

原典より

この時に用いた杖が根づいて成長したのが、今日の蒲桜だという。—— 北本市史 第6巻(民俗編)――伝説(北本市(編)・北本市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北本市史 第6巻(民俗編)――伝説(北本市(編)・北本市史)

『北本市史 第6巻(民俗編)――伝説』は、北本市の市史民俗編のうち、第十一章「伝説・世間話・昔話・諺」の冒頭部分である。章の「はじめに」で四者の性格を説いたのち、第一節「伝説」に蒲桜・龍灯杉・一夜堤や多くの塚の伝承、送りオオカミ・河童・禁忌動物、おたきあげ・十日夜の由来など四十二項目を収める。多くの項目は見出しに石戸宿・高尾などの伝承地を添え、話者名や「埼玉県伝説集成」などの出典を▽で示す。

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伝説杖が根づく名木兜掛け

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