バッソンとドビンのつる
どんな伝承か
布川の狂歌師バッソンが、ある年の正月、布川の大金持ちのところへ年始の挨拶に行った。すると、どうしたはずみか、手伝いの女が持っていた土瓶のつるがはずれて、土瓶が割れてしまった。正月早々なんと縁起が悪いことか、と主人がひどく怒ったので、バッソンが、正月に鈍と貧とが立ちわかれ、あとに残るは金のつるなり、と一首詠んだという。大房の関口秀明が語り伝えた話である。
原典より
布川の狂歌師バッソンが、ある年の正月、布川の大金持ちのところへ年始の挨拶にいいったそうだ。—— 利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史・自治体史(民俗))
『利根町史 第4巻(通史・民俗編)』第一章所収の民話と伝説。茨城県利根町の文・布川・文間・東文間各地区に伝わる口承を採録する。