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横浜丸善での遭遇 - 同一人物との対面

所在地神奈川県横浜市中区弁天通(丸善洋書部)
登場亀山龍樹、筆者(Iさんの後輩・話の聞き手)
出典若い広場-1962年10月号.txt

どんな伝承か

二十一歳のころ、フランス文学に夢中だったIさんは横浜に住み、当時弁天通りにあった丸善に原書を注文していた。蒸し暑い梅雨の晴れ間の午後、それを受け取りに出かけ、洋書部の入口まで来ると、店から一人の男が出てきた。白地に茶の縞のシャツに空色のズボンという見覚えのある身なりで、抱えている本はどれも自分が頼んだものばかり。顔を見ると、その男はIさん自身だった。男は笑いもせず公園のほうへさっさと去り、Iさんは足がすくんで追えなかった。気を取り直して店に入ると、係の店員はにこやかに先ほどの礼を述べ、注文の本ならついさっきお持ち帰りになったではないかと怪訝な顔をしたという。

原典より

どうも見たような服装だと思いながら右手にかかえこんでいる本を見ると、なんと、いずれもIさんが注文しておいた本ばかりである。—— (亀山龍樹・若い広場) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

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