木曾山中の晴明の墓
どんな伝承か
長野県木曽町新開の清博士には、「安倍晴明の墓」とされる二基の五輪塔が門柱のように並んで立っている。御嶽山の東方、標高九八〇メートル前後の山間地である。晴明の墓所と伝える場所は各地に少なくとも一〇ヵ所はあるが、晴明に由来する地名が付いた例はほかにないという。古代の博士は時代が下ると民間の陰陽師のみを指す蔑称となり、彼らは僧侶のいない山村で毛坊主として葬送の世話に当たった。清博士は明治六年まで「清墓士」の文字を用いていた。
原典より
安倍晴明の実像は、ほとんどわからない末裔の墓は実在する第13章 狐憑きと犬神―――いまもささやかれる俗信「結婚のとき問題になる」土佐の犬神筋犬神落としで知られる神社—— 村の奇譚 ― 里の遺風(筒井功・民俗・地誌・現代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
村の奇譚 ― 里の遺風(筒井功・民俗・地誌・現代)