腹膜炎の少女が見た花と天女
どんな伝承か
東京都小平市の大川都さんは、八歳のとき重い腹膜炎で手術を受けたが助かる見込みがなく、一か月ほど意識不明になったり戻ったりを繰り返した。全身が衰弱し、強心剤を打とうにも腕の血管が出ず、医者が何度も失敗するほどだった。その時の体験を、こう語る。『全体がピンク色で、正面にまぶしく光る雲のようなものがあり、その前に髪が長く、長いスカートを身にまとった天女のような女の人がいた。あたりは花でいっぱいで、私は一段下のふわふわの雲の中にいて、風呂に入っているようにリラックスした安堵感と、ブラックホールに入ってしまったような不安を同時に感じていた』と。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成)
トム・ソーヤーの変身・オメガプロジェクト・色を聴く(共感覚)・クンダリニー覚醒・時間なき世界・光の存在/光の世界・星への旅・体外離脱とは何か・脳と心の関係・シルヴィウス溝・死のリハーサルなど全章にわたり、臨死体験者の証言(弟の気持ちを知る・ベトナム帰還兵・登山家の奇跡)と、ムーディやケネス・リングらの研究、脳科学的解釈を縦横に検討。