ユングが説く心の中の曼陀羅
どんな伝承か
著者は、高野山の宝善院で曼陀羅の幻視を得た理由を、グロフの思想からたどっている。グロフはユングの影響を強く受けており、そのユングは晩年、東洋の思想に触れて曼陀羅という発想を自分の学説に取り込んだ。ただし取り入れたのは仏教で用いられる実物の曼陀羅ではなく、世界を図に表すときの形式としての曼陀羅だった。ユングによれば、それは人が生まれつき心の内に持っている普遍的な表現と認識の様式であり、子どもに自由に絵を描かせれば、それは自然に曼陀羅めいた形になるのだという。
原典より
グロフの思想というのは、実はユングの影響を強く受けているのですが、ユングは晩年、東洋思想の影響を受けて、マンダラという発想を自分の思想に取り入れました。—— 臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成)
トム・ソーヤーの変身・オメガプロジェクト・色を聴く(共感覚)・クンダリニー覚醒・時間なき世界・光の存在/光の世界・星への旅・体外離脱とは何か・脳と心の関係・シルヴィウス溝・死のリハーサルなど全章にわたり、臨死体験者の証言(弟の気持ちを知る・ベトナム帰還兵・登山家の奇跡)と、ムーディやケネス・リングらの研究、脳科学的解釈を縦横に検討。