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枇杷葉湯賣

所在地山梨県甲府市
出典奇談全集-現代篇

どんな伝承か

甲府の町はずれにある真言宗の寺に、枇杷葉湯(びわようとう)を売り歩く行商人が訪れた。夕暮れ、寺男に酒をすすめて打ち解けさせ、和尚の身辺について聞き出そうとする。寺男は、和尚には「後家」の情婦がいると匂わせ、行商人はさらに深く女の素性を探ろうとする。実はこの行商人は西本義直という彰義隊くずれの男で、枇杷葉湯売りを装いながら、その寺に入り込んで調べねばならない事件を追っていたのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

奇談全集-現代篇(田中貢太郎・奇談全集・明治〜大正期推定)

『奇談全集-現代篇』は田中貢太郎による日本の民俗奇談集である。本書は現代(明治〜大正期)を舞台にした21の奇異な物語を収録しており、動物霊、幽霊、神仙などの超自然存在が登場する。蛇や野猪、鷲といった動物霊の話から、奇異な人物(畸人)や修行者の伝記、未解決の殺人事件に至るまで、幅広いジャンルの怪談が網羅されている。滋賀県の近江地方や播磨屋橋といった実在の地名も登場し、民間伝承と歴史的事件が融合した作品となっている。

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