トップ愛知県の伝承名古屋市

名古屋歩兵第六連隊補充隊(3)

所在地愛知県名古屋市
年代昭和十五年
登場同右、佐橋憲次、回答者(体験者)
出典現代民話考 ― 軍隊

どんな伝承か

昭和十五年四月から七月にかけて、名古屋歩兵第六連隊補充隊で行われていた新兵訓練の様子。殴る側の手も痛むため、新兵だけを二列に並ばせ互いに平手打ちをさせる「対抗ビンタ」という懲罰があった。馴れ合いで手加減して打っていると教官に「こうやるんだ」とスリッパで叩かれるため、仕方なく本気で打ち合うほかなかった。打たれた側も相手が仲間だとわかっていながら本気で殴られれば怒りが湧き、殴り返す。同じ仲間同士で本気の暴力をふるい合うことが、兵士たちにとって何より苦痛だったという。

原典より

昭和二十年二月十三日に飛行予科練習生として入隊した。—— 現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 軍隊』を小話単位で全712話収録。徴兵・新兵・上官・戦地・戦争の残虐・敗戦・収容所・軍隊の怪談など、軍隊と戦争にまつわる兵士たちの現代民話を全国(一部は戦地・海外)から採集し話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明189話・市区町村判明76話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

種別から探す

ビンタ

名古屋市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 ― 軍隊』の伝承